髪の健康を守るには?生活習慣と栄養から考えるヘアトラブル対策

髪の健康を守るには?生活習慣と栄養から考えるヘアトラブル対策 ヘアケア

秋になると「髪がパサつく」「抜け毛が増えた気がする…」と感じる人は少なくありません。これは季節の変化に加え、夏の紫外線ダメージや生活習慣の乱れ、栄養不足などが重なるため。ここでは、髪の健康を維持するために意識したい生活習慣と栄養素を整理しました。

生活習慣と髪の関係

髪のコンディションは、生活リズムの鏡

朝起きたときの髪のまとまりやツヤって、実はシャンプーよりも「生活リズム」に左右されるんです。睡眠が不足すると、髪の成長サイクルをコントロールするホルモン(成長ホルモンやメラトニン)の分泌が乱れ、細胞の修復が追いつかなくなります。
つまり、「夜更かし=ダメージの蓄積」なんですよね。

ちなみに、厚労省の『健康づくりのための睡眠指針』では、成人の理想的な睡眠時間は6〜8時間とされています。
髪の再生が盛んなのは22時〜2時ごろ(“シンデレラタイム”)なので、この時間帯に寝ていると、髪や肌の修復効率がグッと上がります。

「ヘアケアしても効果が感じにくい…」という人は、実はトリートメントの問題じゃなくて、代謝リズムがズレてるだけ。そう考えると、ちょっと安心しませんか?

髪に必要な栄養素と食品換算例

髪や頭皮の健康には、体の中からの栄養補給が欠かせません。
特に注目されるのが、以下の3つになります。

  • 亜鉛: 髪の主成分ケラチンを作るのに必要で、不足すると抜け毛や細毛の原因に。
  • クロム: 糖や脂質の代謝を助け、頭皮の血行を支える役割があります。
  • セレン: 強い抗酸化作用を持ち、紫外線やストレスによる頭皮ダメージから守ってくれます。

ここでは、これらの栄養素を食品からどれくらい摂れるかを「サプリ1粒=1日の目安」と比較して整理しました。

亜鉛(目安:15mg/DHCサプリ1粒分)

食品摂取量亜鉛含有量
牡蠣(中サイズ)約7個約15mg
牛肩ロース赤身200g約12~15mg
豚レバー200~250g約13mg前後
20個約15mg

まとめ: 亜鉛は食事だけで15mgを毎日確保するのはかなり大変な栄養素。サプリで補助するのが現実的です。

クロム(目安:60µg/DHCサプリ1粒分)

食品摂取量クロム含有量
あさり100g約50µg
ひじき(乾燥)10g約40µg
全粒粉パン2~3枚約30~40µg

まとめ: クロムは貝類や海藻、穀物から比較的取りやすい栄養素。普段の食事でも不足しにくい。

摂取の目安:
・あさり100g → 殻付きで5~6個(味噌汁1杯分)
・乾燥ひじき10g → 調理後50~60g(小鉢2人前)
※ひじきは戻し時間によって量が多少増減することがあります

セレン(目安:50µg/DHCサプリ1粒分)

食品摂取量セレン含有量
ブラジルナッツ2粒100µg以上(過剰注意)
かつお(刺身)100g約40µg
いわし100g約35µg

まとめ: セレンは魚やナッツから自然に摂れる栄養素。むしろ過剰摂取に注意が必要。

摂取の目安:
・かつお100g → お刺身6~7切れ
・イワシ100g → 中サイズ1尾(可食部でほぼ100g)

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サプリ活用の目安

基本は食事からの摂取が理想ですが、亜鉛のように「食品だけで毎日必要量を満たすのは難しい栄養素」の場合は、無理せずにサプリも検討しましょう。
比較的摂取が容易な栄養素も、毎日継続的して摂取するとなると難しい場合もあるため、不足していると感じる場合にサプリを補助的に併用するのがいいでしょう。

まとめ

  • 生活習慣の改善(睡眠・ストレスケア・禁煙)で頭皮環境を整える
  • 亜鉛は不足しがち → サプリでの摂取を検討
  • クロム・セレンは普段の食事で十分取りやすい

髪は体の一部。食事や生活習慣を見直すことが、最終的に見た目の印象を大きく変えます。無理のない範囲で少しずつ取り入れていきましょう。

関連リンク

今回の記事で取りあげた栄養が気軽に摂れるサプリです。
サプリも色々ありますが、それぞれに特徴があります。

  • DHC: 定番でコスパも良く、まずは試しやすい
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